websiteの構成を更に変えました
去年の6月にWordPressを脱却しHugoになった当サイトですが、更に構成を変えました。
せっかくなので内容を説明します。そんなに難しくなかったのでwebにあまり詳しくない音屋の方にも届きますよう・・・
(2024/08/22追記: 現在はastroに移行済み)
これまでの構成について
- ロリポップレンタルサーバ
- 10年ほど前に安定したサーバを求めて契約。
- その後WordPressが使いたくてプランをアップグレードし、去年まで運用していました。
- DTM関連データのバックアップ用途としても使用していました。
- ムームードメイン
- ロリポップ契約と同時に
oto-hako.net
ドメインを取得。 - 現在も続投。
- ロリポップ契約と同時に
- Hugo
- 「静的サイトジェネレータ」(以下SSG)のひとつ。
- MarkDown記法で書いたテキストファイルをhtmlに変換してくれます。簡単です。
- SSGは他にも種類があり、Hugoは若干時代遅れな気がしないでもないですが、使っているテーマがいい感じなので採用。
- github
- Hugoの中身のmarkdownファイルのバージョン管理用として使用。
- デプロイ用Action
- MarkDownファイルをmainブランチにpushするとロリポップに自動反映されるGitHub Actions。
- こちらの記事を参考にしました。
- Tokusetsu 3
- アルバム特設サイト用に使用。
- そよもぎはテンプレートだけ拝借して、自前でconfigファイルとページ変換用のスクリプトを書いて運用しています。
- 変換されたページをHugo内のディレクトリに入れることで、Hugoの枠組みに乗せることができます。
- 現在は新しいTokusetsu 4 も公開されているようなので、これから始める方はそちらの方がよいでしょう。
- (というかデザインもいい感じなので自分も移行したいです。)
今回変えたポイントについて
ロリポップ -> netlify + Amazon s3 になりました。
WordPressを使わなくなったため、ロリポップを続投する意義が薄くなったためです。
netlifyは静的サイト置き場に特化したサービスで、HugoなどのSSGと相性がいいです。ベーシックな使い方であれば無料です。
Hugoのテンプレートが用意されているため、デプロイはnetlify側で全部やってくれます。GitHub Actionsを用意する必要もないです。
ドメインはそのまま使うため、設定はこちらの記事を参考にしました。
音声ファイル置き場 + DTM関連データのバックアップ 用途はAmazon s3に移行しました。
(googleドライブでもいいんですが、他の用途でも容量食いそうなので分けてます。)
s3は有料ですが、基本的には値段がデータ容量に比例するのでそこまで費用はかからないはず…!
また、音声ファイル置き場のURLを簡素にするため、こちらの記事を参考にNetlify上でリダイレクトの設定をしました。
netlify.toml
[[redirects]]
from = "/files/*"
to = "http://<バケット名>.s3.<リージョン>.amazonaws.com/files/:splat"
status = 200
force = true
このように設定することで、https://oto-hako.net/files/vo/shayou_off.mp3
みたいなurlでアクセスするとs3にあるファイルを参照してくれます。
Amazon s3を使うまでの流れ
- rootアカウント作って支払い用のクレカ情報とか入力する
- rootアカウントの2要素認証設定する (できるだけセキュアに)
- 操作用のユーザ作る
- 公開用のバケットを作る
- バケットを公開するには「ブロックパブリックアクセス」のチェックボックスをすべてoffにしておきます。
- 更にバケットポリシーに以下を設定するとデータ公開の準備が整います。
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Effect": "Allow",
"Principal": "*",
"Action": "s3:getobject",
"Resource": "arn:aws:s3:::<バケット名>/*"
}
]
}
まとめ
- netlify + 独自ドメイン + s3 + Hugo (+ github)
- ドメインとs3の部分だけ有料
誰かの参考になれば幸いです。ではまた!